塩分は適量を!ヒトとシオの長いおつきあい
2010年01月12日
2010年、あけましておめでとうございます!ハートのつぶやきもめでたく3年目に突入することができました。今年も、幅広く話題を提供してまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
さて、みなさん一度は聞いたことがあると思われる、“酒は百薬の長”という言葉。実は、その前に“塩は食(しょう)肴(こう)の将”という句がついていることを知っていましたか?漢書の『食貨志』の一句、「夫れ塩は食肴の将、酒は百薬の長にして、嘉会(かかい)の好なり。鉄は田農の本、」というのもので、約2,000年前、中国は新の皇帝・王莽が、“塩”、“酒”、“鉄”を国家が専売するものとして定めたものです。しばしば、お酒好きの人たちの間でお酒に言及した部分だけが取り上げられますが、実は、財政を確保するためだったのですね。日本でも、つい10年くらい前の1997年に塩の専売制が廃止されるまで、塩は日本専売公社(1985年より日本たばこ産業が業務を継承)のみが取り扱えるものだったのです。ちなみに新は政策の失敗などから約15年でその歴史に幕を閉じます。
ところで、ハートケア情報委員会でも、委員からしばしば積極的に摂取するように言われる野菜ですが、野菜料理の代表格でもある“サラダ”、実は、ラテン語で塩を示す“サル(Sal)”から来ていて、塩で調理したもの、という意味であり、これは、フランス語、イタリア語、ドイツ語などヨーロッパに幅広く広がっています。また、給料を意味する“サラリー”も古くは“Salarium(塩の)”というラテン語からきたもので、兵士に給料として塩を支給していたことが語源になっているとのこと。塩、って奥が深いですね。
さて、そんな塩ですが、日本では年間に約900万トンが消費されています。このうち、調味料や食品加工などの食用になるのはなんとたったの15%程度。残りはどのように使われているかというと、ソーダ工業を中心とする多くの産業で使用されているのです。ソーダ工業では、塩を原料とし、ナトリウムと塩素に分解して、か性ソーダやソーダ灰、塩素や水素などが作られます。か性ソーダからは、紙・アルミ・石けんなどが、また、ソーダ灰からは、ガラスやホーロー製品のうわぐすりなど、塩素からは、なんとCDなどが作られるのです。
食用だけじゃない、生活に不可欠な塩。ただし、摂りすぎは、心臓病を引き起こしますのでご注意を!今年も健康的な食生活で楽しく過ごしましょう!
■外部リンク:
くらしと塩
http://www.jti.co.jp/Culture/museum/sio/japan/kurasi.html
■関連リンク:
第7回 予防で一番大切な要素は食事、そして運動。|ドクターズコラム|ハートケア情報委員会
http://heartinfo.jp/column/article/post.php
第26回 運動と体内の塩分と水分の関係は?|ドクターズコラム|ハートケア情報委員会
http://heartinfo.jp/column/article/post_19.php
~おいしくてからだにやさしい~ 我が家のハートケアレシピ入選作品発表|ハートケア情報委員会
http://heartinfo.jp/recipe/