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クラゲに心臓はある??

2009年08月03日

夏真っ盛りの8月。灼熱の太陽にさらされてビーチでの海水浴や日焼けが楽しい時期ですね。ただし、8月も後半になると、クラゲが出没して、楽しみたくても海に入れない…、ということも。ところで、クラゲってなんとなく得体のしれない感じですが、どんな構造になっているのでしょうか?たとえば心臓はあるの?

クラゲはサンゴなどと同じ、棘胞(しほう)動物に分類されます。この棘胞動物はどれも口と肛門が一緒になっています。プランクトンなどを食べて生息していますが、触手などをつかって円盤型のカサの内側にある口に運んでいきます。カサの中央部にある胃で消化した栄養は、カサから周辺にのびる水管とよばれるところを通っていきます。水管は、カサの周りを囲むようにも張り巡らされており、全身に栄養するようになっています。つまり、消化器と循環器の二役をこなしているような状態ですね。

では、気になる心臓は?というと、心臓はありません。同じ棘胞動物である、サンゴやイソギンチャクにもありません。心臓がない、という点で言うと、単細胞動物である、アメーバなどと同じですね。

ところで、「あんなに柔らかそうなのに、なぜ刺されると痛いのか」というのは不思議なところです。クラゲは、外部から刺激を感じると、表面の内側から、刺胞と呼ばれる毒を含んだ器官が表面に突き出します。そして、刺胞の先端部分にある刺糸とよばれる毒針で刺すのです。刺糸は全身に張りめぐらされているので、クラゲのどの部分に当たっても刺されてしまいます。ミズクラゲなど、毒性の弱いものもありますが、刺されると広い範囲にわたって赤くはれてしまうアカクラゲや、ハブよりも強烈な毒をもつといわれるハブクラゲなども存在し、このようなクラゲに刺された場合は、ショック状態になるなど、命の危険にさらされる場合もあるため、動かさずにすぐに医療機関に行く必要があります。応急処置としては、患部に食酢をかけると、刺胞のはたらきを弱めることができるそうです。

食用にもされるクラゲですが、栄養はほとんどなく、食感を楽しむためのものということ。ただし、漢方では、二日酔い、高血圧などの改善に用いられることもあるようです。

8月上旬に、クラゲが出没することも珍しくない昨今。食酢を持って出かけるなど、十分な準備をして海のレジャーを楽しんでください!

■外部リンク:
生き物紹介シリーズ
http://www.marine.fks.ed.jp/ikimonoshokai/mizukurage/kurage.htm

家庭の医学
http://book.jiji.com/igaku/info/bite.html

全国珍味商工業協同組合連合会
http://www.chinmi.org/zukan/kurage/kurage.htm


■関連リンク:
心臓のはたらきとしくみ|心臓病について|ハートケア情報委員会
http://heartinfo.jp/disease_h/index.php

虚血性心疾患について|心臓病について|ハートケア情報委員会
http://heartinfo.jp/disease_h/001.php

第1回 狭心症・心筋梗塞とは|ドクターズコラム|ハートケア情報委員会
http://heartinfo.jp/column/article/1_2.php

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