不整脈について

日本人の死因の第2位は、心臓病です。

不整脈とは

心臓は「洞結節」と呼ばれるところから電気信号を発することで規則的に収縮を繰り返し、血液を全身に送り出しています。不整脈とは、さまざまな要因からこの心臓全体の電気が乱れ、心臓が規則正しくリズムを刻めなくなる状態のことをいい、その原因には生活習慣やストレス、過労、遺伝、加齢、他の病気との合併症など、いろいろなことが考えられます。
不整脈には通常の拍動より速くなる「頻脈性不整脈」と、通常より遅くなる「徐脈性不整脈」があります。健康な人にも見られることがありますが、中には命に関わる危険なものも…。症状を感じたら早めに専門機関で検査を受けましょう。

頻脈性不整脈

心臓の収縮が、通常より速くなる不整脈のことをいいます。

症状
・動悸や胸の不快感、めまいなど
重症の場合には心不全や心停止、突然死などを引き起こすことも…。

おもな頻脈性不整脈おもな頻脈性不整脈
●心室性
・心室頻拍:動悸を感じたり、意識障害が起こることもあります。重症の場合は突然死につながることもあるので注意が必要です。
・心室細動:血液を送ることができなくなり心停止や突然死を引き起こすため、すみやかな救急処置(救急蘇生法、AED)が必要です。

●心房性(上室性)
・心房細動:動悸や息切れがします。血栓ができやすくなり、脳梗塞の原因にもなります。
・心房粗動:動悸や胸の不快感、違和感があり、ときには心不全を引き起こすこともあります。
・上室性頻拍:おもな症状は動悸、めまいなどですが、血圧低下から、失神することも。
・洞性頻脈:体調の影響などで、脈が大きく速く打つような動悸が起こります。

●期外収縮
上室性期外収縮/心室性期外収縮:自覚症状がないケースもありますが、脈が飛んでいると感じたり、動悸、不快感のほかに、胸に痛みを覚えたりすることもあります。

主な原因
・動脈硬化
動脈硬化とは、動脈の内側にコレステロールなどがたまって血管壁が厚くなり、弾力性がなくなってもろく傷つきやすくなる状態。狭心症の症状は、冠動脈の中が動脈硬化のために狭くなり、心筋に血液が十分に送られなくなったために起こります。

徐脈性不整脈

心臓の収縮が通常より遅くなる不整脈のことをいいます。

おもな徐脈性不整脈症状
・全身のだるさ、めまい、息切れなどが起こり、失神することも

おもな徐脈性不整脈
・洞不全症候群:ふらつきや失神などが起こります。そのまま放置しておくと心不全になることもあるので、要注意です。
・房室ブロック:全身がだるい、息切れがするなどはイエローカード。重症の場合は、突然死につながることもあります。