不整脈の治療

ペースメーカーやカテーテルアブレーションなど、不整脈の治療法を紹介します。

不整脈は症状の重さはもとより、徐脈性なのか頻脈性なのかによっても治療法は異なります。ここでは一般的な治療法を紹介しますので、参考にしてください。

ペースメーカー

ペースメーカーおもに徐脈性の不整脈に対して用いられます。心拍数が設定値より少なくなると、本来はその機能を持つ「洞結節」の代わりとなって自動的に電気刺激を発し、心拍数が正常に戻るように促します。左右どちらかの鎖骨の下側の皮膚の下に埋め込まれ、埋め込み後は定期的なバッテリーチェックと、10~15年に一度の交換が必要になります。

ICD(植え込み型除細動器)

頻脈性の不整脈の中でも、特に生命に関わるリスクの高い不整脈のある人に使われる装置です。異常な頻脈を感知すると、電気ショックを与えて心停止を防いでくれます。ペースメーカーと同じように鎖骨の下側の皮膚の下に埋め込みますが、ペースメーカーよりもひと回り大きく、発作の頻度によっても異なりますが、4~5年でバッテリーを交換する必要があります。

薬物療法

不整脈全般に用いられます。ただし、これは根治療法ではなく対症療法です。医師とよく相談し、自分の症状に合った治療方法を選ぶようにしましょう。

カテーテルアブレーション

カテーテルアブレーション頻脈性の不整脈を根治して再発を抑えることができるため、近年、さかんに行われるようになった治療方法です。
施術の内容は、脚の付け根の静脈や動脈から電極の付いたカテーテルを入れて心臓の内部まで通し、不整脈の原因となっている場所や、その経路の心臓の筋肉を焼灼するというものです。
重症の不整脈の患者さんでICDを埋め込まなければならないような場合には、最初にこのカテーテルアブレーションを行った後にICDを埋め込み、電気ショックの発生回数を少なくすることで、その患者さんのクオリティ・オブ・ライフが飛躍的に向上することもあります。

最近のカテーテルアブレーション(コラム)

最近はカーナビに用いられるGPSと同様の原理で心臓を立体的に画像表示し、CTスキャンやMRI検査といったほかの診断結果の画像を取り込むことで、不整脈の発生部位をより正確に特定できるようになりました。また電極カテーテルの先端から生理食塩水を流して冷却しながら焼灼を行い、血栓の発生を防いで脳梗塞のリスクを減らす方法もあり、その技術は進歩を遂げています。 最近のカテーテルアブレーション