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      <title>ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会</title>
      <link>http://heartinfo.jp/column/</link>
      <description></description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2012</copyright>
      <lastBuildDate>Mon, 16 Jan 2012 09:41:14 +0900</lastBuildDate>
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            <item>
         <title>第５８回　心臓病と年齢の関係は？</title>
         <description><![CDATA[<p style="text-align:right;">財団法人心臓血管研究所名誉所長　相澤忠範</p>
<p style="text-align:left;"><strong>●たまに、心臓がきゅっとなったり、チクチクしたりするのですが、心臓病の可能性はありますか？まだ30代なので、あまり重要だと考えていないのですが…</strong><br>
<br>
<img alt="財団法人心臓血管研究所名誉所長　相澤忠範" src="/column/images/58_a.jpg" width="160" height="241" />　“心臓がきゅっとなる”とのことですが、これはどういうときにきゅっとなるのかが大事です。例えば、階段を急いでのぼっているとき、朝の通勤で慌てて職場に向かっているときなど、何かしら、体に負担をかけたときにきゅっとなる症状が出るようでしたら、狭心症や心筋梗塞など心臓病のリスクが考えられます。これは30代であっても、男性であれば可能性は必ずしも否定できません。こういう症状があれば、きちんとした検査をする必要があります。30年前までは、30代の人が心臓病で病院に運ばれて来ることはほとんどなく、私たち医師も非常に驚いた記憶がありますが、今はさほど珍しくなくなりました。女性の場合、家族性脂質異常症など、遺伝的な疾患を持っているなどといった特殊なケースを除いては、30代で狭心症や心筋梗塞などの心臓病は、基本的にまず考えなくて大丈夫です。<br>
<br>
　もう一つの“チクチクする”痛みというのは、一般的に心臓病である可能性が極めて少ない自覚症状です。ただし、患者さんがある症状を感じたとき、それをどのように表現するかは、一人ひとりでかなり違いがあります。ですので、専門家に相談することなしに、痛み方だけで判断することは難しいですので、ある特定の無理を体にかけたときに痛みが起こるということであれば、一度検査することをおすすめいたします。<br>
<br>
<br>
<strong>●狭心症・心筋梗塞の発症の仕方で、若年層と高齢者とで特徴の差はありますか？</strong><br>
<br>
　若年層と高齢者とで、心臓病の起こり方に特徴の差はありません。いずれも生活習慣が原因となって起こります。特に、30代などの若年層で狭心症や心筋梗塞になる場合、その原因はまさしく生活習慣そのもので、ストレスや不規則な生活などいろんな原因がありますが、その中でも食生活の問題が大きく関与しています。高齢者の場合は、長年の生活習慣に加えて、年齢に伴う動脈硬化があります。いずれにしても、狭心症・心筋梗塞といった虚血性の心臓病は動脈硬化によって引き起こされるものです。若くしてこれになってしまう人は、動脈硬化を速める生活をしているということになります。従って、根本的な原因は同じですから、発症の仕方にあまり差はありません。<br>
<br>
<br>
<strong>●若い方が早く治る、きれいに治るなど、治りは良いのですか？</strong><br>
<br>
　治りの良し悪しは、必ずしも一概には言えません。若い人の場合、家族性脂質異常症などの病気でなければ、ほとんどの場合、狭心症・心筋梗塞といった心臓病の引き金となるのは食生活をはじめとする生活習慣病の要素が強いです。ですから、その危険因子を取り除けば、再発する可能性は低くなります。ご高齢の方の場合、全身の動脈硬化の関係がありますが、それもその進行度によります。比較的きちんとした生活習慣を営んできた人であれば、動脈硬化の程度も軽く、治療後にさらに生活に気をつければ、再発を防ぐことができる可能性はかなり高まります。ですから、若い人の方がきれいに治る、早く治るとはいえません。逆に、他の病気のように、若い方が細胞のはたらきが活発なので進行しやすい、ということもありません。<br>
<br>
　心臓病は、なんといっても、かからないよう日頃から予防することが第一です。しかし、万が一かかってしまった場合は、カテーテル治療であってもバイパス治療であっても、再発予防が大切になります。それは、その人の病気の危険因子をいかに取り除くかということにかかっています。治療で治したといっても、実際は一時期の手当てをしただけです。血管が詰まったり狭くなったりしたところを、部分的に再開通させてあげたに過ぎません。根本的に治すということを意識するならば、再発防止が一番重要です。もし、30代で狭心症や心筋梗塞になってしまったら、なぜ若いうちにそんな病気になったのかの理由を見つけ、それを改善していかなければ、再発はしやすいということになります。<br>
<br>
<br>
■関連リンク：<br>
虚血性心疾患について｜心臓病について｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/disease_h/001.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/disease_h/001.php</a><br>
第７回　予防で一番大切な要素は食事、そして運動。｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post.php</a><br>
第３４回　睡眠・食事、特に若い心臓病患者さんの特徴とは？｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_27.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_27.php</a><br>
<br>
<img alt="財団法人心臓血管研究所名誉所長　相澤忠範" src="/column/images/doctor02.jpg" width="107" height="160"   style="float:left;  margin-right:20px; margin-left:0px; margin-top:20px; margin-bottom:30px;"/><br>
<strong>【プロフィール】</strong><br>
福島県立医科大学卒業。東京医科歯科大学医学部付属病院、平塚市民病院循環器内科を経て、1979年から（財）心臓血管研究所付属病院勤務。2005年より、同研究所所長。2011年7月より同研究所名誉所長。<br>
大学卒業以後40年間、心臓カテーテル検査および治療に従事。虚血性心疾患における心臓カテーテル治療、冠動脈インターベンションに造詣が深い。</p>]]></description>
         <link>http://heartinfo.jp/column/article/post_51.php</link>
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         <category></category>
         <pubDate>Mon, 16 Jan 2012 09:41:14 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第５７回　「心房細動」の生活での注意点について教えて下さい。</title>
         <description><![CDATA[<p style="text-align:right;">慶應義塾大学医学部循環器内科　高月誠司</p>

<p style="text-align:left;"><strong>●心房細動に気付くためにはどうしたらよいですか？</strong><br>
<br>
<img alt="慶應義塾大学医学部循環器内科　高月誠司" src="/column/images/57_t.jpg" width="160" height="241" />　自覚症状がない場合は、健康診断でみつかることが多いです。健康診断で心房細動があった場合には、循環器内科などの受診を促されるので、きちんと受診していただきたいですね。 受診された場合は、精密検査、例えば甲状腺機能などの採血検査、心エコーや24時間心電図検査（ホルター心電図）などで精査します。<br><br>
　脈をご自身でとり、リズムが乱れていないか、脈拍数が増えていないか確認する方法もあります。特に、発作性心房細動の治療後の方に、再発していないかをチェックする目的で指導することがあります。また、ご自宅などで血圧を測定し、脈拍数が通常より高く100-120回/分以上に上がっている時などは、かかりつけ医や主治医にご相談下さい。<br><br>

　最近では携帯型心電計が販売されていますので、ご自身で心電図を記録されて、外来受診をする方がいらっしゃるようになりました。<br><br>

<p style="text-align:left;"><strong>●心房細動になると生活に制限がありますか？</strong><br><br>
　心房細動自体で命にかかわることはありませんが、心房細動によって、息切れなどの自覚症状や、場合によっては心不全になってしまう方がいらっしゃいます。自覚症状がない場合は、基本的に生活制限はありません。ただし、自覚症状とは関係なく適応があれば、抗凝固療法などの治療が必要になることがありますので、自覚症状がないからといって放っておいてよいというわけではありません。<br><br>

　持続性心房細動（※注1）、永続性心房細動（※注2）の方で自覚症状のない方の場合には、ほとんど生活制限はありません。<br><br>

　発作性心房細動（※注3）の場合は、寝不足、アルコール摂取などがきっかけになることがあります。生活注意だけでも症状が改善する方もいらっしゃいます。<br><br>

　心房細動は、脳塞栓症の予防が重要といわれています。血栓予防のための新しいお薬が今年も出ましたし、来年も発売が予定されていますが、新しいお薬といっても性質の違いがあり、すべての患者さんに処方できる訳ではありません。<br><br>

　心房細動が「治るか・治らないか」で考えると、薬で長くつきあっていく患者さんが多いのが現状です。若年から60歳代の患者さんはカテーテル治療が受けられる方が多いですが、70-80歳以上の高齢の方ではカテーテル治療が難しいケースがあり、やはり服薬をきちんと継続する、たとえば脳塞栓症の予防薬、心拍数を押さえる薬などを服用していただくことが重要です。特に抗凝固薬は突然止めると、脳塞栓症の原因となる血栓ができてしまうリスクが高いといわれていますので、注意が必要です。<br><br>

（※注1） 持続性心房細動 ： 発症から7日をこえて心房細動が続いているタイプ<br>
（※注2） 永続性心房細動 ： 治療を行っても規則正しい拍動に戻らないタイプ<br>
（※注3） 発作性心房細動 ： 発症から7日以内におさまるタイプ<br><br>


<br>
■関連リンク：<br>
不整脈について｜心臓病について｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/disease_h/002.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/disease_h/002.php</a><br>
心臓病の治療｜不整脈の治療｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/cure/001.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/cure/001.php</a><br>
第５３回　「心房細動」の治療について教えて下さい。｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_46.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_46.php</a><br><br>

<img alt="慶應義塾大学医学部循環器内科　高月誠司" src="http://heartinfo.jp/about/images/photo04.jpg" width="100" height="150"   style="float:left;  margin-right:20px; margin-left:0px; margin-top:20px; margin-bottom:30px;"/><br>
<strong>【プロフィール】</strong><br>
慶應義塾大学医学部を卒業後、<br>
同大学病院、仏・パリ第七大学病院等を経て、<br>
2007年より慶應義塾大学医学部内科・心臓血管炎症学講座講師、<br>
および内科循環器科・臨床不整脈治療グループ・チーフとなる。<br>
2011年4月より、同大医学部循環器内科講師。<br>
心臓内科全般の知識と治療経験を有し、特に不整脈分野全般が専門。<br>
カテーテルアブレーション、デバイス治療に従事。</p>]]></description>
         <link>http://heartinfo.jp/column/article/post_50.php</link>
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         <category></category>
         <pubDate>Thu, 15 Dec 2011 11:56:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第５６回　心臓の血管が“詰まる”とは？</title>
         <description><![CDATA[<p style="text-align:right;">埼玉県川越市 平成クリニック理事長　高山　泰雄</p>
<p style="text-align:left;"><strong>●心臓の血管はある日、突然詰まるのですか？</strong><br>
<br>
<img alt="埼玉県川越市 平成クリニック理事長　高山泰雄" src="/column/images/56_t.jpg" width="160" height="241" />　血管が詰まるというのは、動脈の壁にアテローマと呼ばれるコレステロールや脂質などが蓄積した病変組織が破れて引き起こされるものです。“詰まる”というと、これらの病変組織が少しずつ大きくなってきて詰まるようなイメージを持たれるかもしれませんが、ほとんどのケースで、アテローマが破たんし、その部分に血栓がつくことで詰まるもので、具体的な時間はわかりませんが、徐々にというよりも、比較的、破れてから短時間で詰まることが多いようです。<br>
<br>
　脳血管でもそうですが、実験の際、顕微鏡で見てみると、血管壁のアテローマなどが溜まっている部分の圧が上がると、内側に張っている内皮と呼ばれる薄い膜が破れ、中から飛び出したコレステロールのかたまりなどにくっつく形で、血栓ができてきます。血管の中で動脈硬化が起こってアテローマができているところは内皮が弱くなっており、外から脂など様々な異物が入ってきます。その汚れたものが詰まった部分が破れることで、血栓ができ詰まるのです。<br>
<br>
　ある研究で、心筋梗塞になった人の血管をすべて調べてみると、8割に血栓ができていたという報告があります。断定するのは難しいですが、アテロームのあるところが破れて破裂し血栓ができ、そこで突然詰まるというのがメカニズムのようです。ただ、どういう場合に、どういったタイミングで起こるかは、まだしっかりとは解明されていないようです。<br>
<br>
<br>
<p style="text-align:left;"><strong>●詰まる前に自覚症状はありますか？あるとすれば、どれくらいの確率であるのでしょう？</strong><br>
<br>
　日本人では、症状のない無症候性の心筋梗塞が25％と言われています。ですから、75％の人は基本的にその前に何らかの症状を感じているということです。とはいえ、4人に1人は、事前に「おかしいな」と感じることがなく、ある日突然、血管が詰まって心筋梗塞になるということです。<br>
<br>
　私の患者さんにも、まったく自覚症状がなく、検査をしても心電図に変化はないものの、急に完全左脚ブロックといって心臓の電気信号に障害が起きる心筋梗塞に特徴的な状態になり、血管造影をしてみたら冠動脈が詰まっていたという人がいました。<br>
<br>
　無症候の人に特徴的なのが、糖尿病を持っていることです。糖尿病が進行すると動脈硬化が進行して血管がもろくなりますが、それ以外にも神経障害が起こり、痛みを感じにくくなるのです。痛みを感じないために、気付かないうちにどんどん動脈硬化が進行して、心筋梗塞になってしまうことが多いのです。<br>
<br>
<br>
<p style="text-align:left;"><strong>●自覚症状がない場合、どのようにすれば気づくことができますか？</strong><br>
<br>
　症状がない限り、事前に血管が詰まることの危険を察知することは難しいですが、その中で、なんとかあらかじめ捉えるとすれば、CTなどの精密検査を受けてみるというのも一つの手段でしょう。CT検査で詰まりを発見し、さらに精密なカテーテル検査で造影してみると、90％詰まっていたという人もいました。とはいえ、ご存じの通り、CT検査は放射線を使って行う検査ですので、被曝のリスクがゼロではありません。CTによる被曝量がどれくらいかはいろんな議論があり、はっきりしていませんが、参考までに、心臓カテーテル検査の被曝量は25～100ミリシーベルトといわれています。この量が多いか少ないかは、人によって捉え方が異なるでしょう。<br>
<br>
　自覚症状がないのに、不必要な検査をたくさん受けるのはあまり意味のあることではありませんが、とはいえ、検査では事前に心筋梗塞を察知できないことがあるのも事実です。危険因子をたくさん持っている人は、どのような形で早期発見をしていくのか、主治医と相談しながら決めていくのがよいでしょう。<br>
<br>
<br>
■関連リンク：<br>
虚血性心疾患について｜心臓病について｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://www.heartinfo.jp/disease_h/001.php" target="_blank">http://www.heartinfo.jp/disease_h/001.php</a><br>
第１９回　心臓病の検査　実際に受けると・・｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_12.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_12.php</a><br>
第6回　問診の重要性｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/6.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/6.php</a><br>
<br>
<img alt="埼玉県川越市 平成クリニック理事長　高山泰雄" src="http://heartinfo.jp/column/%E5%9F%BC%E7%8E%89%E7%9C%8C%E5%B7%9D%E8%B6%8A%E5%B8%82%20%E5%B9%B3%E6%88%90%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E7%90%86%E4%BA%8B%E9%95%B7%E3%80%80%E9%AB%98%E5%B1%B1%E6%B3%B0%E9%9B%84.jpg" width="107" height="150"   style="float:left;  margin-right:20px; margin-left:0px; margin-top:20px; margin-bottom:30px;"/><br>
<strong>【プロフィール】</strong><br>
群馬大学医学部卒業。<br>
群馬大学医学部付属病院第二内科、同大学院医学研究科、東京<br>
女子医大心臓血圧研究所内科、立正佼成会付属佼成病院麻酔科、<br>
榊原記念病院内科、米・スタンフォード大学病院循環器内科留学を<br>
経て、1989年、医療法人社団平成クリニックを開設。<br>
循環器疾患を専門に地域医療に従事。</p>]]></description>
         <link>http://heartinfo.jp/column/article/post_49.php</link>
         <guid>http://heartinfo.jp/column/article/post_49.php</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Tue, 15 Nov 2011 11:01:24 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第５５回　心臓病の関連疾患は？</title>
         <description><![CDATA[<p style="text-align:right;">東海大学医学部付属病院教授　伊苅裕二</p>
<p style="text-align:left;"><strong>●心臓以外にも、同じように血管が狭くなる病気が起きることはありますか？</strong><br>
<br>
<img alt="東海大学医学部付属病院教授　伊苅裕二" src="/column/images/55_i.jpg" width="160" height="241" />　血管が狭くなるのは、動脈硬化によって引き起こされます。動脈硬化が進行すると血管が硬くなって弾力がなくなったり、もろくなったりしますが、動脈は全身にあるため体のどこでも起こり得ます。従って、血管が狭くなる病気は、全身に起こる可能性があるということになります。<br>
<br>
　心臓では冠動脈が狭くなりますが、それ以外の場所としては、おもに頸動脈、足（脚）などの下肢、腎臓があります。頸動脈は、血液が心臓から脳へ送られる時に通る動脈ですが、ここが狭くなったり詰まったりすると、脳に充分な血液が行き渡らなくなったり血栓が脳に流れ出てしまったりして、手足のしびれや、言葉が出にくいといった症状があらわれ、最悪の場合は脳梗塞を引き起こします。人によっては、症状を感じることなくある日突然、脳梗塞になることもあります。足（脚）の動脈硬化は閉塞性動脈硬化症（PAD）と呼ばれますが、歩くと痛み、休むと治るという特徴があります。ちょうど狭心症と同じような症状ですね。足の痛みやしびれという症状から、老化現象の一種と思われたり、整形の疾患と混同されたりすることもよくありますが、進行すると下肢切断をしなければならないこともある重篤な疾患です。また、腎臓で起きる動脈硬化は高血圧などを引き起こし、悪化すると慢性腎疾患（CKD）や腎不全となって透析が必要になることもあります。腎臓に起きる狭窄はほとんど自覚症状を感じることはなく、見つけにくい病気でもあります。<br>
<br>
<br>
<strong>●心臓以外の場所も、心臓のようにカテーテルで治療することができますか？</strong><br>
<br>
　血管が狭くなる動脈硬化性の疾患については、現在、ほとんど全ての血管をカテーテルで治療することが可能です。ただし、患者さんの年齢、血管の状態や場所、他に発症している病気などによっては、カテーテル治療が適切でない場合もあります。カテーテル治療の方が、切る範囲も少なく回復が早いのは確かですが、手術の方が結果は良いこともありますので、主治医と十分に相談して、最適な治療を受けるようにしましょう。<br>
<br>
<br>
<strong>●どんなに気をつけても、一度発症してしまったら、再発や他の部分での発症は避けられないのでしょうか？</strong><br>
<br>
　一度発症した人がなりやすいのは事実ですが、危険因子に気を付けることで発症率をずいぶん下げることができます。しかし、やはり気を付けるということが前提です。普通の人と同じではダメです。<br>
<br>
　例えば、高くなり過ぎないよう血圧を管理すること、コレステロールを下げるよう脂質の高い食事を避けること、糖尿病や禁煙などをしっかりとやっていくなど、さまざまな対策をする必要があります。十分すぎるほど気をつけて、はじめて再発を防ぐことができると考えて頂いた方がよいでしょう。とはいえ、狭心症や心筋梗塞は、生活習慣の結果として起こる病気ですから、それを改善すれば、それだけ病気のリスクを回避できます。ですからあきらめてはいけません。<br>
<br>
　余談ですがたまに、コレステロールは低すぎると良くない、という話をどこかで聞いてきたメタボ気味の患者さんが、“痩せ過ぎている人、コレステロールが低過ぎる人には、がんや結核の人が多い。だから自分の方が健康的だし痩せなくていいんだ！”とおっしゃることがあります。コレステロールの値というのは、栄養状態を示します。つまり体格そのものと言えるのです。がんや結核にかかっていれば、栄養の状態を十分に保てなくなっており、コレステロールの数値が下がってしまうのはある意味避けようのないことで、メタボ気味の人とは状況がまったく異なるのです。体格を標準にするのが健康的であるのと同様に、コレステロールの数値も高すぎず低すぎずの正常な値にしておくのがやはり一番良いのです。<br>
<br>
<br>
■関連リンク：<br>
第２１回　食生活が動脈硬化の進行を左右する　気をつけたい食事は？｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_14.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_14.php</a><br>
心臓病の治療｜狭心症・心筋梗塞の治療（冠動脈インターベンションなど）｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://www.heartinfo.jp/cure/index.php" target="_blank">http://www.heartinfo.jp/cure/index.php
</a><br>
狭心症・心筋梗塞患者さんの体験談（第5話 心筋梗塞から生還！いまはボディビルダー）｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/taiken/eps05.html" target="_blank">http://heartinfo.jp/taiken/eps05.html
</a><br>
<br>
<img alt="東海大学医学部付属病院教授　伊苅 裕二" src="http://heartinfo.jp/column/_DSC0003-thumb.JPG" width="107" height="161"   style="float:left;  margin-right:20px; margin-left:0px; margin-top:20px; margin-bottom:30px;"/><br>
<strong>【プロフィール】</strong><br>
名古屋大学医学部卒業。<br>
東京大学医学部にて医学博士取得。<br>
三井記念病院、ワシントン大学、再び三井記念病院勤務を経た後、<br>
現在、東海大学医学部付属病院（神奈川県伊勢原市）教授。<br>
循環器内科学、心血管インターベンション、血管生物学を専門とし、<br>
数々の論文を執筆。カテーテル等の医療機器の開発にも従事。</p>]]></description>
         <link>http://heartinfo.jp/column/article/post_48.php</link>
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         <category></category>
         <pubDate>Fri, 14 Oct 2011 09:50:12 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第５４回　心臓病と糖尿病の関係は？</title>
         <description><![CDATA[<p style="text-align:right;">財団法人心臓血管研究所名誉所長　相澤忠範</p>
<p style="text-align:left;"><strong>●糖尿病とは、日常的によく聞きますが、何が悪いのか良く分かりません。実際はどのような病気なのですか？</strong><br>
<br>
<img alt="財団法人心臓血管研究所所長　相澤忠範" src="/column/images/54_a.jpg" width="160" height="241" />　まず、糖尿病には2種類あります。一つは、遺伝的な1型糖尿病。もう一つが、生活習慣病と密接に関係した2型糖尿病です。この2つは、発症のメカニズムが全く異なります。<br>
<br>
　食事をすると、食べたものが吸収されて血糖値が上がりますが、糖分は生体がその生命を維持するのに必要なエネルギーです。糖分は、細胞に取り込まれてエネルギーに変換されますが、この時、インスリンというホルモンが膵臓から分泌されて、血糖値が上がり過ぎないようコントロールしています。つまり、インスリンは生体が高血糖状態にならないようにしているということです。糖尿病とは、このインスリンが十分に分泌されなくなるか、あるいは、分泌されていてもインスリンに対する抵抗性が増して、血液中の糖分が下がらずに高血糖状態が続くことを言います。<br>
<br>
　インスリンが出にくいというのは、多くの場合、遺伝的な1型糖尿病です。これに対し、過度の内臓脂肪が付くことで肥満になり、インスリンに対する抵抗が高まって、インスリンが出ているにも関わらず血糖値が下がりにくい状態になっているのが2型糖尿病です。2007年に厚生労働省によって行われた「国民健康・栄養調査」によると、日本人の糖尿病予備軍は、強く疑われる人・可能性が否定できない人を併せて約2,210万人にも上ると言われています。<br>
<br>
　生活習慣病として昨今問題となっている糖尿病は、遺伝的なものではなく“メタボ”と呼ばれるような、肥満を原因として発症している2型糖尿病です。<br>
<br>
<br>
<strong>●日本人は太っている人より、痩せている人の方が糖尿病になりやすいと聞いたことがあるのですが本当でしょうか？体格によってかかりやすさはありますか？</strong><br>
<br>
　痩せている人の糖尿病は多くの場合、遺伝的なものによる1型糖尿病です。1型糖尿病の人は、たくさん食べてもインスリンのはたらきが十分でないため、太ることができません。生活習慣を原因とする2型糖尿病の人は、一般的には太っています。日本人の糖尿病のほとんどは、2型糖尿病です。食生活の欧米化や、運動不足が原因で“メタボ”になり、インスリンのはたらきが悪くなって引き起こされている糖尿病です。「私は太っていて糖尿病ですが、親も糖尿病でした。太っていても遺伝することもあるのではないでしょうか」というお話しもよくあります。この場合、生物学的な遺伝ではなく、食生活が親御さんと似通っており、生活習慣が引き継がれることによって糖尿病が引き起こされているケースも多く見られます。やはり大多数の場合、肥満になることによって糖尿病にかかりやすくなるといえます。<br>
<br>
<br>
<strong>●心臓病の原因として糖尿病が危険と言われますが、どのような関係があるのでしょう？</strong><br>
<br>
　高血糖の状態というのは、細胞そのものを障害します。その中でも、血管の断面の内側にある内皮細胞を障害すると言われています。内皮細胞が障害されると、動脈硬化が進行します。心臓にも多くの血管が通っていますので、動脈硬化の進行に合わせて、心臓を取り囲む冠動脈も硬化していくということになります。動脈硬化は、心臓にとってとても重要な冠動脈を詰まらせ、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患を引き起こします。<br>
<br>
　たとえば、コレステロール値や血圧を下げても、糖尿病の目安となるヘモグロビンA1c （HbA1c）が9％あるいは10％と血糖値が非常に高い人は、他の危険因子を治しても糖尿病だけで血管の障害が進みます。内皮細胞は、高血糖そのものによって障害されると言われており、心筋梗塞の直接的な原因となります。心臓病の三大リスクは、高血圧・脂質異常症・糖尿病とされており、糖尿病は危険因子の中でも最大の危険因子の一つと言えるのです。この三大リスクに喫煙や肥満などが加わって、心臓病の危険度はさらに高まります。2型糖尿病を防ぐには、なんといっても食事と運動です。つまり、生活習慣を整えることによって防ぐことが可能となります。ご自身の食生活や運動習慣を見直して、積極的に糖尿病を予防していきましょう。<br>
<br>
<br>
■関連リンク：<br>
第４０回　家族が心臓病の場合は、自分も危ないですか？｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_33.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_33.php</a><br>
第１３回　心臓病の概要　それぞれの病気の関連性について｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_6.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_6.php</a><br>
メタボリックシンドローム｜生活習慣病について｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/disease_l/002.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/disease_l/002.php</a><br>
<br>
<img alt="財団法人心臓血管研究所名誉所長　相澤忠範" src="/column/images/doctor02.jpg" width="107" height="160"   style="float:left;  margin-right:20px; margin-left:0px; margin-top:20px; margin-bottom:30px;"/><br>
<strong>【プロフィール】</strong><br>
福島県立医科大学卒業。東京医科歯科大学医学部付属病院、平塚市民病院循環器内科を経て、1979年から（財）心臓血管研究所付属病院勤務。2005年より、同研究所所長。2011年7月より同研究所名誉所長。<br>
大学卒業以後40年間、心臓カテーテル検査および治療に従事。虚血性心疾患における心臓カテーテル治療、冠動脈インターベンションに造詣が深い。</p>]]></description>
         <link>http://heartinfo.jp/column/article/post_47.php</link>
         <guid>http://heartinfo.jp/column/article/post_47.php</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Thu, 15 Sep 2011 13:00:14 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第５３回　「心房細動」の治療について教えて下さい。</title>
         <description><![CDATA[<p style="text-align:right;">慶應義塾大学医学部循環器内科　高月誠司</p>

<p style="text-align:left;"><strong>●「心房細動」は合併症の一つである「脳梗塞」に注意が必要であると前回伺いました。
詳しい心房細動の治療内容を教えて下さい。</strong><br>
<br>
<img alt="慶應義塾大学医学部循環器内科　高月誠司" src="/column/images/53_t.jpg" width="160" height="241" />　大きく分けて薬物療法と非薬物療法があります。薬物療法は合併症を防ぎながら心房細動と上手に付きあっていくために、様々な薬剤から選択していきます。また非薬物療法は、カテーテルアブレーションという方法があります。根治する方法として最近このカテーテルアブレーションが注目されています。<br><br>
　高血圧、糖尿病、合併疾患のある患者さんは、そちらの治療も同時並行で行います。また肥満の方は食事、運動などの調整しながら、体重を落とすことで改善する場合があります。あるいは飲酒過多の方では飲酒を適度な量に制限するといったことも必要でしょう。<br><br>

　合併疾患がない患者さんの場合は、治療法の選択の上で自覚症状がどのくらいあるかが重要です。あとは脳梗塞のリスクファクターや年齢によっても治療法の選択はかわってきます。<br><br>

　まず薬物療法で脳梗塞の予防、心拍数のコントロール、心房細動の予防といった治療を行い、それでも心房細動がコントロールできない、自覚症状が強い、または薬物療法の薬を飲みたくないといった場合に、根治療法のカテーテルアブレーションの治療を考慮することが多いです。ガイドラインでは、自覚症状があって、抗不整脈薬が効かない心房細動の患者さんはカテーテルアブレーションの適応になります。<br><br>

　なお、心房細動は進行していく性質があり何年も放っておくと治らなくなってしまいます。心房細動は、現在では、カテーテルアブレーションを受けられる患者さんが多くなってきています。この方法は、心房細動になって2，3年の内にアブレーションを受けるといい結果となることが多いのですが、10年くらい経ってしまうと治療成績が悪く治らなくなってしまいます。<br><br>
<p style="text-align:left;"><strong>●薬物治療について詳しく教えて下さい。</strong><br><br>
　薬物治療は、大きく分けて３つの種類あります。一つが抗不整脈薬（心房細動を予防したり、止めたりするお薬）、レートコントロール薬（心房細動中の心拍数を下げる薬）、抗凝固薬（脳梗塞発症予防）です。リスクに応じて使い分けます。<br><br>

　まず内服の治療が第一選択となりますが、どういう患者さんにどういった薬を使うかといいますと、自覚症状強ければ、抗不整脈薬（心房細動を予防したり、止めたりするお薬）を使うのが現在の考え方です。脳梗塞リスクのある方は、抗凝固薬をつかっていくことになります。脳梗塞リスク評価には以下の表を用いることが増えています。</p>

<span class="font_m">◆脳梗塞発症のリスク評価（CHDS2スコアにおけるリスクと配点）</span>
<table width="300" border="1" cellpadding="5" cellspacing="0">
<tr>
<td class="font_m">うっ血性心不全</td>
<td align="center" class="font_m">１</td>
</tr>
<tr>
<td class="font_m">高血圧症</td>
<td align="center" class="font_m">１</td>
</tr>
<tr>
<td class="font_m">年齢（75歳以上）</td>
<td align="center" class="font_m">１</td>
</tr>
<tr>
<td class="font_m">糖尿病</td>
<td align="center" class="font_m">１</td>
</tr>
<tr>
<td class="font_m">脳卒中既往</td>
<td align="center" class="font_m">２</td>
</tr>
</table>

<p style="text-align:left;">各リスク1つにつき配点の1点もしくは、2点を加算し、2点以上のリスクに該当する場合は、抗凝固療法を薦め、１の場合は同療法を考慮します<br><br>

　また、従来ワルファリンという抗凝固薬が推奨されてきましたが、最近新しい抗凝固薬も出てきました。使用すべきかどうかは主治医の先生とよく相談していただきたいと思います。<br><br></p>

<p style="text-align:left;"><strong>●治療方法の一つである「カテーテルアブレーション」とは、どういった方法なのでしょうか？</strong><br><br>
　1994年から日本では行われるようになった不整脈に対する治療法で、心房細動に対してはこの10年くらいで発展してきました。カテーテルアブレーションのメリットは、薬物治療と異なり不整脈の根治が期待できること、また、根治ができない場合でも軽減が期待できること、そして、外科治療と異なり開胸の手術ではなく侵襲が低いために、治療後は早期に日常生活が可能となることなどが挙げられます。<br><br>

<img src="/column/images/53_ph.jpg" width="250" height="348" />　入院は1週間弱必要となります。直径2mm程度の管（カテーテルといいます）を使って、首の近くや、鎖骨近く、もしくは足の付け根などの静脈から血管をたどって心臓の中にたどり着きます。心臓の中で異常な部分に高周波を使って小さなやけどを作ります。心臓は電気で収縮運動を行っていますが、心房細動ではきっかけとなる異常な電気が肺静脈という肺から左心房に帰ってくる血管から出ることが多く、この電気を肺静脈の周囲に熱を加えて、左心房の方に伝わらなくします。この方法を「肺静脈隔離」といいます。この治療方法の成績は、発作性心房細動（持続時間が短く、1週間以内には停止する）では、1回目で75-80％、2回目で90-95%、持続性心房細動（1週間以上持続している）の方は、1回目で60-70％、2回目で80-90％の成績となります。<br>
<br>

　治療後の再発については、いろんなパターンがあります。再発した場合でも、発作回数が減ったり、これまで利かなかった薬が効くようになったりします。また中には、他の不整脈の一つである心房頻拍となり、自覚症状としてはより強く感じる場合がありますが、こういったケースは2回目の治療で治ることが多いです。<br><br>

　またアブレーションの治療での合併症として、心タンポナーデと言って手術中に心臓に小さな傷ができてしまい、心臓周囲に血液が漏れ出すことで、血圧が低下することが1%前後あります。この場合胸の下の方から管を入れて抜くことで処置ができますが、場合によっては開胸手術で対処することもあります。アブレーションによって脳梗塞を合併するリスクは0.3-0.5％といわれています。その他、頻度は少ないですが、血管に管を通す際の内出血や、動脈、静脈が一緒になり動静脈シャントができてしまうこと、心臓の裏側にある食道に穴があいてしまうこと、また胃をコントロールしている迷走神経を障害することで、胃の動きが悪くなり食事が取れなくなるといった合併症も頻度はすくないもののあります。カテーテルアブレーションを検討する場合は主治医によく相談しましょう。<br><br>
<p style="text-align:left;"><strong>●カテーテルアブレーションでの治療後、生活での注意点はありますか</strong><br><br>
　この治療は侵襲が低く、患者さんの負担が少ないため、手術後に体力が落ちることはほとんどありませんので、退院後は日常生活をしていただけます。ただ、2-3カ月は逆に不整脈が出やすくなる場合があります。過度の飲酒、ストレス、睡眠不足を避けていただき、1-2週間は激しい運動を避けて下さい。また医師と確認したスケジュールで定期的に心電図検査など受けるようにして下さい。<br><br>


<br>
■関連リンク：<br>
不整脈について｜心臓病について｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/disease_h/002.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/disease_h/002.php</a><br>
心臓病の治療｜不整脈の治療｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/cure/001.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/cure/001.php</a><br>
<br>

<img alt="慶應義塾大学医学部循環器内科　高月誠司" src="http://heartinfo.jp/about/images/photo04.jpg" width="100" height="150"   style="float:left;  margin-right:20px; margin-left:0px; margin-top:20px; margin-bottom:30px;"/><br>
<strong>【プロフィール】</strong><br>
慶應義塾大学医学部を卒業後、<br>
同大学病院、仏・パリ第七大学病院等を経て、<br>
2007年より慶應義塾大学医学部内科・心臓血管炎症学講座講師、<br>
および内科循環器科・臨床不整脈治療グループ・チーフとなる。<br>
2011年4月より、同大医学部循環器内科講師。<br>
心臓内科全般の知識と治療経験を有し、特に不整脈分野全般が専門。<br>
カテーテルアブレーション、デバイス治療に従事。</p>]]></description>
         <link>http://heartinfo.jp/column/article/post_46.php</link>
         <guid>http://heartinfo.jp/column/article/post_46.php</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Tue, 16 Aug 2011 12:02:38 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第５２回　心臓病を再発する確率は？</title>
         <description><![CDATA[<p style="text-align:right;">埼玉県川越市 平成クリニック理事長　高山　泰雄</p>
<p style="text-align:left;"><strong>●年齢によって再発のしやすさはありますか？</strong><br>
<br>
<img alt="埼玉県川越市 平成クリニック理事長　高山泰雄" src="/column/images/52_t.jpg" width="160" height="241" />　冠動脈が詰まって、狭心症や心筋梗塞などを引き起こす虚血性心疾患については、<a href="http://www.heartinfo.jp/column/article/post_41.php" target="_blank">48回のコラム</a>でもご紹介したように、50歳までに危険因子を取り除いていれば、平均寿命まで生きられるというご褒美がもらえます。虚血性心疾患は動脈硬化が進行して引き起こされる病気ですから、年齢に応じて増えていくことはあります。なぜなら、動脈硬化とは老化にともなう現象で、生命の誕生とともにすべての人に始まっているからです。<br>
<br>
　ところで、どんな人が心臓病を再発しやすいかというと、やはり、初めてかかる人と同様に、危険因子の多い人が再発のリスクも高いと言えるでしょう。そして、そこでは年齢は大きな危険因子になってはいません。研究の中には、年齢によって10年先に心臓病になる確率を予測するものがあり、それによると、75歳までは年齢が上がるほどリスクが高いとされています。しかし、やはり年齢よりも主な危険因子を持っている方が、心臓病を引き起こす確率が高いのです。すなわち、ある一定になるまでは年齢が要因の一つとなることがあっても、年齢そのものは心臓病の主要なリスクにならず、それ以上に、若くても危険因子をたくさん持っている人の方が、ご高齢で危険因子がない人よりも心臓病になるリスクが高いということです。<br>
<br>
　一例を挙げると、アメリカで、戦争で亡くなった20代の人を解剖してみると、かなりのパーセンテージで狭心症などの心臓病を持っている人がいたとする研究発表があります。つまり、若いだけで心臓病のリスクから逃れられるわけではないのです。年齢というファクターよりも食事などの生活習慣といったファクターの方が、より心臓病の危険性を高めるということです。<br>
<br>
<br>
<p style="text-align:left;"><strong>●再発した人に共通することとはどのようなことですか？</strong><br>
<br>
　ズバリ言うと、病気をして「しまった！」と思わない人、反省をしない人です。それ以外には、タバコをやめられない人、糖尿病を持っている人が最も再発の傾向が高い人たちです。これらに続くのが、高血圧・高コレステロール・肥満などの狭心症・心筋梗塞の危険因子の多い人です。統計を取ったわけではありませんが、外来で診ていると、危険因子の数が多い人は何度かカテーテル治療をやり直す人が多いようです。<br>
<br>
　再発はもちろんですが、心臓病のリスクを減らすのは「危険因子を減らすこと」、これにつきます。どのように心掛けても、加齢に伴う動脈硬化を避けることはできません。生活習慣が100点満点の人であっても、進行してしまうのが動脈硬化です。何も悪い要素がなくても進むわけですから、リスクがあり、しかもそれが複数になれば心臓病の危険が高まるのは必然です。<br>
<br>
　最初に狭心症などの心臓病になるときは、3本ある冠動脈のうち1本の動脈硬化が進行して症状があらわれるというのが一般的ですが、それは、たまたまその1本だけ先に進んで症状が出ただけで、残りの2本が万全かというと、病気の原因は残ったままなのです。生活が変わらなければ、今度はそのどちらかが悪さをすることもあります。ですから、心臓病を引き起こすリスクは可能な限り減らしていかなければなりません。そうでないと、一度は助かっても同じことを繰り返します。そして、2回目に起こった時に確実に助かるとは、誰も保証できないのです。<br>
<br>
<br>
<p style="text-align:left;"><strong>●生活習慣を改善すると、どれくらい再発のリスクを減らすことができますか？</strong><br>
<br>
　イギリスで行われた研究に、危険因子を徹底的に抑えたら心臓病が約半分になったというデータがあります。これは、1978年から1980年に登録された7,735名の男性を対象に、その後25年に渡って追跡調査をしたものです。それによると、心筋梗塞を減らす一番の要因となったのはタバコを減らすことで23％、次に血圧を下げることで13％、その次がHDLコレステロール（善玉コレステロール）を上げることで12％であったということです。また、これら危険因子を減らすことを組み合わせることによって、心筋梗塞のリスクが46％減少したと説明できるとされています。心臓に良くないことを減らすのがいかに大事なことか、良く分かりますね。再発も同様です。パーセンテージは異なるかと思いますが、リスクを下げることが必ず防止につながります。<br>
<br>
<br>
■関連リンク：<br>
第４８回　自分でできる改善方法は？｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://www.heartinfo.jp/column/article/post_41.php" target="_blank">http://www.heartinfo.jp/column/article/post_41.php</a><br>
第２０回　治療後の暮らしについて｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_13.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_13.php</a><br>
第３９回　治療後の生活で気をつけるべきことは？｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_32.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_32.php</a><br>
<br>
<img alt="埼玉県川越市 平成クリニック理事長　高山泰雄" src="http://heartinfo.jp/column/%E5%9F%BC%E7%8E%89%E7%9C%8C%E5%B7%9D%E8%B6%8A%E5%B8%82%20%E5%B9%B3%E6%88%90%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E7%90%86%E4%BA%8B%E9%95%B7%E3%80%80%E9%AB%98%E5%B1%B1%E6%B3%B0%E9%9B%84.jpg" width="107" height="150"   style="float:left;  margin-right:20px; margin-left:0px; margin-top:20px; margin-bottom:30px;"/><br>
<strong>【プロフィール】</strong><br>
群馬大学医学部卒業。<br>
群馬大学医学部付属病院第二内科、同大学院医学研究科、東京<br>
女子医大心臓血圧研究所内科、立正佼成会付属佼成病院麻酔科、<br>
榊原記念病院内科、米・スタンフォード大学病院循環器内科留学を<br>
経て、1989年、医療法人社団平成クリニックを開設。<br>
循環器疾患を専門に地域医療に従事。</p>]]></description>
         <link>http://heartinfo.jp/column/article/post_45.php</link>
         <guid>http://heartinfo.jp/column/article/post_45.php</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Tue, 19 Jul 2011 16:13:07 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第５１回　気になる心臓病の治療費と治療後の費用は？</title>
         <description><![CDATA[<p style="text-align:right;">東海大学医学部付属病院教授　伊苅裕二</p>
<p style="text-align:left;"><strong>●救急で運ばれた場合と外来で発見された場合では変わりますか？</strong><br>
<br>
<img alt="東海大学医学部付属病院教授　伊苅裕二" src="/column/images/51_i.jpg" width="160" height="241" />　救急で運ばれて緊急で治療を受ける場合と、外来で診察して狭心症が見つかり治療となる場合とでは、疾患が異なります。救急で運ばれたときは、心筋梗塞・不安定狭心症など急性冠症候群ということになります。一方、外来で病気が見つかった場合は、安定狭心症という診断となります。疾患の違いによって処置も異なりますので、費用も変わってきます。<br>
<br>
　たとえば、心筋梗塞になり救急車で運ばれた場合は、入院も1～2週間程度となります。また、治療後には一時、高度な医療機器を備えたICU（集中治療室）にも入ります。心筋梗塞は、心臓の血管が完全に詰まって、心筋が一部壊死する病気です。治療で一命を取り留めたとしても、一時期は非常に危険な状態まで陥ったということです。そのため、血液検査をはじめとする検査なども、外来で見つかって治療される場合より精密になされます。<br>
<br>
　外来で見つかる場合は安定狭心症であり、治療後の採血の回数も多くありません。病院や患者さんの容体によって多少異なりますが、入院期間も2泊3日程度です。すべての病院で対応できるわけではなく、患者さんの容体にもよりますが、希望がある場合は1泊2日で退院できることもあります。<br>
<br>
　どのような治療機器を使うかによるという部分もゼロではありませんが、やはりトータルで見て、外来で見つけて治療する方が費用は低くなります。それ以上に、命に関わる率が全く違います。救急で運ばれると、最悪の場合、生きて病院から出られないかもしれないのです。日頃から気をつけて、早く見つけて早く治すのに越したことはありません。<br>
<br>
<br>
<strong>●公立病院と私立病院で治療費や入院費は異なりますか？</strong><br>
<br>
　日本は保険システムで治療費が決められていますので、治療の内容が同じであれば、どの形態の病院にかかるかで費用が変わることは全くありません。公立も私立も同じです。唯一、費用の差が出るのは部屋代だけです。<br>
<br>
<br>
<strong>●治療した医師によって費用が変わることはありますか？</strong><br>
<br>
　日本の医療システムでは、医師の経験や肩書で費用が変わるということはありません。欧米のみならずアジアも含めて、世界を見渡してみても資本主義の中では非常に珍しい国です。経済的に余裕があるかないかに関わらず、誰もが平等に医療サービスを受けられるという点で、日本の制度は患者さんにとってとても良いシステムだと思います。<br>
<br>
<br>
<strong>●同じ手術を受けても、人によって入院期間や費用が異なることはありますか？</strong><br>
<br>
　患者さんによって費用が変わることはあります。現在の日本の医療システムでは、医師や看護師などの人件費よりも、使用する機材の占める部分が大きいからです。例えば、狭心症で同じカテーテル治療を行ったとしても、Aさんは狭くなっている部分がとても硬くなっていて、なかなかバルーン（風船）などの器具が通らないとなると、何本か使用しなければなりません。Bさんは、狭くなってはいるものの、そんなにひどくないということであれば、治療する器具の数も少なくてすみます。あとは先ほどもお伝えしたように滞在する部屋によって入院費は変わります。期間については、患者さんの回復の度合いなどによって異なります。<br>
<br>
　余談ですが、海外では外科系の医師の治療成績がすべて公表されていてそれぞれにレートが決まっており、それに対して治療費が請求されます。患者さんは、医師の成績に基づきながら、費用と相談して、誰に治療してもらうのか選択するのです。<br>
<br>
　どのような制度にも一長一短があり、どれが良いかはそれぞれにいろいろな考え方があるでしょうが、少なくとも現状の日本では、誰もが公平に医療サービスを受けられる制度となっており、一つ安心できる点ではないでしょうか。<br>
<br>
<br>
■関連リンク：<br>
第１９回　心臓病の検査　実際に受けると・・｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_12.php
" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_12.php
</a><br>
第２３回　日本の医療環境について｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_16.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_16.php</a><br>
心臓病の検査｜基本検査｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/inspection/index.php
" target="_blank">http://heartinfo.jp/inspection/index.php
</a><br>
<br>
<img alt="東海大学医学部付属病院教授　伊苅 裕二" src="http://heartinfo.jp/column/_DSC0003-thumb.JPG" width="107" height="161"   style="float:left;  margin-right:20px; margin-left:0px; margin-top:20px; margin-bottom:30px;"/><br>
<strong>【プロフィール】</strong><br>
名古屋大学医学部卒業。<br>
東京大学医学部にて医学博士取得。<br>
三井記念病院、ワシントン大学、再び三井記念病院勤務を経た後、<br>
現在、東海大学医学部付属病院（神奈川県伊勢原市）教授。<br>
循環器内科学、心血管インターベンション、血管生物学を専門とし、<br>
数々の論文を執筆。カテーテル等の医療機器の開発にも従事。</p>]]></description>
         <link>http://heartinfo.jp/column/article/post_44.php</link>
         <guid>http://heartinfo.jp/column/article/post_44.php</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Wed, 15 Jun 2011 09:44:25 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第５０回　ステント治療を受けた後に気を付けるべきことは？</title>
         <description><![CDATA[<p style="text-align:right;">財団法人心臓血管研究所所長　相澤忠範</p>
<p style="text-align:left;"><strong>●薬剤溶出ステントとはどのようなものですか？</strong><br>
<br>
<img alt="財団法人心臓血管研究所所長　相澤忠範" src="/column/images/50_a.jpg" width="160" height="241" />　まずステントとは、狭心症や心筋梗塞など血管が狭くなったり、詰まったりした場合に、その部分を拡げた状態に保つためのものです。カテーテル治療が始まったころはバルーン（風船）で狭くなった部分を押し広げて治療をしていましたが、風船だけでは、またすぐに狭くなってしまうという“再狭窄”の問題がありました。そのおもな原因として、①血管の弾力で治療後すぐに元の狭くなった状態に戻ってしまうこと、②血管壁の性質により慢性的にじわじわと収縮してしまうこと、③バルーンで血管を傷つけることによって組織を増殖させてしまうこと、の3つがありました。これらの原因を解決するために開発されたのがステントです。ステントは、ステンレスなどの金属でできた網目状の筒です。ステントの登場によって、①と②の原因によって起きる再狭窄については、防ぐことができるようになりました。<br>
<br>
　一方で、ステントを留置することによる生体の異物反応や、傷つけること自体で新しい細胞が増殖し、結果的に血管が狭くなってしまうという③の問題は、依然として残っていました。この問題を解決できるようになったのが、薬剤溶出ステントです。薬剤溶出ステントは、細胞増殖を抑えるはたらきをもつ薬がステントに塗られており、これによって再狭窄を防ぐことができます。「塗っているだけだったらすぐに薬が出てしまうのではないですか？薬がなくなったら再狭窄を防ぐ効果もなくなるのではないですか？」というご質問を受けることもありますが、薬をそのまま塗っているのではなく、ポリマーなどと混ぜ合わせてステントに塗布されています。これによって、薬が徐々に血管に出て行くよう工夫がされています。また、ステントの種類によって出方は異なりますが、細胞の増殖が活発な時期に薬が出て行くようになっているため、増殖を抑えるよう薬が効果的にはたらき、再狭窄を防ぐことができるようになっています。<br>
<br>
<br>
<strong>●普通のステントと薬剤溶出ステントで術後の過ごし方は変わりますか？</strong><br>
<br>
　術後の過ごし方については、普通のステントで治療を受けても薬剤溶出ステントで治療を受けても、基本的に差はありません。カテーテル治療を受けた後は、再発しないようにこれまでの生活習慣を見直す必要はありますが、基本的には普通の生活を送ることができます。主治医に相談して「大丈夫」ということであれば、ウォーキングなどの軽めの運動だけでなく、ゴルフやテニスなどの運動をすることもできますし、旅行などを楽しむこともできます。ただし、一点だけ気をつけなければならないことがあります。それは術後の服薬です。<br>
<br>
　ステントは、普通のステントであっても薬剤溶出ステントであっても、金属という異物ですので、その部分に血栓（血の塊）ができやすくなります。これを防ぐためには抗血小板薬という血をさらさらにする薬を飲む必要があります。薬剤溶出ステントは、普通のステントと比べてこの抗血小板薬を長く飲む必要がありますので、自分の判断で飲むのをやめたり、飲み忘れたりすることのないようくれぐれも気をつけて下さい。<br>
<br>
<br>
<strong>●いずれ薬を飲まなくても良くなるのですか？</strong><br>
<br>
　これは非常に大事な質問です。治療に関連した薬の服用という点では、ステント血栓症を防ぐ抗血小板薬は基本的に2剤飲みます。1つはアスピリン、もう1つは、チクロピジン塩酸塩製剤もしくはクロピドグレル硫酸塩製剤です。<br>
<br>
　アスピリンに関しては一生涯飲むことが推奨されており、そのつもりでいて欲しいと思います。もう1つのチクロピジン塩酸塩製剤／クロピドグレル硫酸塩製剤に関しては、一概には言えませんが、基本的には半年から1年飲めば良いことになっています。ただし、これには個人差がありますので、ご自分の判断で勝手にやめてはいけません。ステント留置後の薬の服用については、適切になされないと血管が詰まって心筋梗塞を起こすなど重大な結果となることがありますので、必ず主治医の指示に従って下さい。また、それ以外の動脈硬化を起こす引き金となる脂質異常症・高血圧・糖尿病などの治療薬は、再発防止の観点からも服用を続けてもらいたいと思います。とはいえ、これらの病気は生活習慣病ですので、心臓にやさしい生活を送れば薬の服用は当然必要なくなります。ただし、残念ながら生活習慣の改善だけでは十分でない場合もありますので、主治医と相談しながら、狭心症・心筋梗塞の原因となる動脈硬化の進行を防ぐ工夫を続けて下さい。<br>
<br>
<br>
■関連リンク：<br>
第１０回　狭心症などの冠動脈疾患の治療について｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_3.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_3.php</a><br>
第２０回　治療後の暮らしについて｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_13.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_13.php</a><br>
心臓病の治療｜狭心症・心筋梗塞の治療（冠動脈インターベンションなど）｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/cure/index.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/cure/index.php</a><br>
<br>
<img alt="財団法人心臓血管研究所所長　相澤忠範" src="/column/images/doctor02.jpg" width="107" height="160"   style="float:left;  margin-right:20px; margin-left:0px; margin-top:20px; margin-bottom:30px;"/><br>
<strong>【プロフィール】</strong><br>
福島県立医科大学卒業。東京医科歯科大学医学部付属病院、平塚市民病院循環器内科を経て、1979年から（財）心臓血管研究所付属病院勤務。2005年より、同研究所所長。<br>
大学卒業以後40年間、心臓カテーテル検査および治療に従事。虚血性心疾患における心臓カテーテル治療、冠動脈インターベンションに造詣が深い。</p>]]></description>
         <link>http://heartinfo.jp/column/article/post_43.php</link>
         <guid>http://heartinfo.jp/column/article/post_43.php</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Mon, 16 May 2011 09:44:16 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第４９回　「心房細動」とはどんな病気ですか？</title>
         <description><![CDATA[<p style="text-align:right;">慶應義塾大学医学部循環器内科　高月誠司</p>

<p style="text-align:left;"><strong style="color:#333;">今年から心臓病の一つである「不整脈」についての解説が追加されます。<br />
今回はその第一回として、最近よく耳にする「心房細動」についてお伺いしました。<br />
慶應義塾大学医学部循環器内科　高月誠司先生に解説頂きます。</strong></p>


<p style="text-align:left;"><strong>●最近話題の心房細動とはどのような病気ですか？また脳梗塞との関係は？</strong><br>
<br>
<img alt="慶應義塾大学医学部循環器内科　高月誠司" src="/column/images/49_t.jpg" width="160" height="241" />　心房細動とは、非常に多くみられる不整脈として知られています。それ自体がすぐに命に係わる不整脈ではないのですが、動悸、息切れといった自覚症状を感じたり、人によっては心不全を起こしたりすることがあります。また脳梗塞のリスクが高くなることが知られており、他にどんな危険因子があるかによって違ってきますが、心房細動のある人は、無い人に比べ脳梗塞発症リスクが4～5倍といわれています。<br>
　特に、心房細動によって起こる脳梗塞は大きな脳梗塞となることが多く、半身麻痺などでその方のQOLを悪くしたり、命に係わってきたりするため今非常に関心が高まっています。<br>
　日本は高齢化社会といわれていますが、心房細動は高齢者に多く発症するということが知られていて、現在70-80万人の患者さんが国内にいるといわれています。

<img src="/column/images/49_ph.jpg" width="480" height="232" />
<br><br>

<p style="text-align:left;"><strong>●どのような方がかかりやすい病気ですか？</strong><br><br>
　一般的に65歳以上に多く発症するといわれています。特に血圧が高いことがベースにある患者さんが多く、血圧のコントロールが重要になります。他には甲状腺機能が高い方や、もともと心臓に心不全、心筋症、弁膜症といった病気がある方、また心臓の手術後などは心房細動の発症頻度が高くなります。ただし、心房細動を発症する患者さんは心臓にそのような基礎心疾患がない方の方が多く、原因がはっきりしないことも多いのです。<br><br>

<p style="text-align:left;"><strong>●「心房細動」はどのような前兆や自覚症状がありますか。</strong><br><br>
　前兆は発作性心房細動（心房細動の症状が出たり止まったりする）の引き金になるものと考えると、寝不足、ストレス、精神的あるいは肉体的なストレスがかかった状態で起きることが多いです。飲酒後に出現することもあります。過度な飲酒の後、二日酔いのような状態で夜間や明け方などに起こることが多いようです。<br>
　自覚症状としては、それほど強く感じない方も多く、「なんとなく脈がおかしいと思う」、「胸のあたりに違和感がある」といった症状から、「胸が非常に苦しい、立っていられない」といった症状までさまざまです。また、まったく症状がない方もいらっしゃいますが、階段を上ったり、荷物をもって歩いた時に、普段よりも脈が上がり息苦しいという症状が出る方もいらっしゃいます。一般的には、発作性心房細動といって、心房細動が出たり止まったりする方では、心房細動が出たときの症状が強いのですが、慢性心房細動といって、心房細動がずっと持続している方では、症状が少ないと言えます。その一方で症状に慣れてしまって自覚症状の無い方が、治療を適切に受けることで「楽になった」とおっしゃることもあります。慣れてしまうとわかりにくくなってしまう病気とも言えます。<br><br>

　また心房細動中は、トイレが近くなるという方もいらっしゃいます。心房細動によって心臓から出てくる利尿ホルモンの影響です。たとえば2時間で6-7回お手洗いに行かれるような方もいらっしゃいます。<br>
　このように、自覚症状にはかなりの差があり、気付かない方も多いのですが、心房細動が48時間続くと脳梗塞のリスクが高まるといわれています。
<br><br>

<p style="text-align:left;"><strong>●予防の為にはどのようなことに気をつけたらいいでしょうか。</strong><br><br>
　心房細動の原因はまだ完全にはわかっていません。そのため予防することはなかなか難しいのが現状です。ただし規則正しい生活、食事、運動は大切です。飲酒は適度な量を心がけましょう。特に血圧が高い方は降圧の治療を受けるとともに、塩分摂取を制限するように注意下さい。<br><br>

<p style="text-align:left;"><strong>●早期発見・早期治療で、その後の病状に差は出てくるのでしょうか。</strong><br><br>
　早期発見と治療によって脳梗塞のリスクを下げることができます。適切な治療の幅も広がります。代表的な治療方法にはお薬やカテーテルによる治療などがあります。<br>
　また、患者さん毎に脳梗塞のリスクはかなり違います。血圧、血糖値、年齢に加え、心不全や脳梗塞の既往などを主治医と確認しながら、血栓を予防するお薬を使う必要があります。
<br><br>

<p style="text-align:left;"><strong>●読者の皆さんへのメッセージをお願いします。</strong><br><br>
　心房細動自体は65歳以上の方では3-5％の有病率といわれ、めずらしい不整脈ではありません。ただ、心房細動は症状が弱い方も多く、ほとんど症状が出ない方は心房細動を軽視しがちです。そのせいもあってか、結果的に脳梗塞を発症してしまうことがあります。一度脳梗塞を起こした場合、残念ながら現在の医療では、残ってしまった麻痺を完全に治すことが難しい状況です。ご本人、またご家族にとって大きなイベントとなってしまいますので、特にご高齢のご家族のいる方は、充分注意をしていただき、心房細動をどう治療したらよいか、よく医師と相談していただくことが大事です。<br><br>



<br>
■関連リンク：<br>
不整脈について｜心臓病について｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/disease_h/002.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/disease_h/002.php</a><br>
心臓病の治療｜不整脈の治療｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/cure/001.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/cure/001.php</a><br>
<br>

<img alt="慶應義塾大学医学部循環器内科　高月誠司" src="http://heartinfo.jp/about/images/photo04.jpg" width="100" height="150"   style="float:left;  margin-right:20px; margin-left:0px; margin-top:20px; margin-bottom:30px;"/><br>
<strong>【プロフィール】</strong><br>
慶應義塾大学医学部を卒業後、<br>
同大学病院、仏・パリ第七大学病院等を経て、<br>
2007年より慶應義塾大学医学部内科・心臓血管炎症学講座講師、<br>
および内科循環器科・臨床不整脈治療グループ・チーフとなる。<br>
2011年4月より、同大医学部循環器内科講師。<br>
心臓内科全般の知識と治療経験を有し、特に不整脈分野全般が専門。<br>
カテーテルアブレーション、デバイス治療に従事。</p>]]></description>
         <link>http://heartinfo.jp/column/article/post_42.php</link>
         <guid>http://heartinfo.jp/column/article/post_42.php</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Fri, 15 Apr 2011 10:22:27 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第４８回　自分でできる改善方法は？</title>
         <description><![CDATA[<p style="text-align:right;">埼玉県川越市 平成クリニック理事長　高山　泰雄</p>
<p style="text-align:left;"><strong>●器具を使った治療や薬ではなく、心臓病を自分で改善できる方法があれば教えてください。（60代　男性）</strong><br>
<br>
<img alt="埼玉県川越市 平成クリニック理事長　高山泰雄" src="/column/images/48_t.jpg" width="160" height="241" />　最近、健康に良い食品というのが頻繁にテレビや雑誌で紹介されています。少し前によく見かけた最新治療の特集よりも、より身近に感じられ視聴者が実際に取り組めるというのが考慮されてのことでしょう。そういった番組が報道されたり特集で取り上げられたりすると、今までそんな食品に見向きもしなかった人たちが、みんないっせいに食べ始めるという傾向が見られます。これはあまり感心できることではありません。食事はバランスですから、一つだけを摂取すれば万事OKということはなく、それ以外に日常的にどのような食品を摂取しているのか全体をみて摂らないとあまり意味がありません。<br>
<br>
　一度、狭心症や心筋梗塞になった場合、それ以前の状態にまで改善させることは現実的には不可能です。この場合は二次予防ということになり、いかに進行させないかということが課題になります。一つでも心臓が嫌がることを取り除くのが良いということになるのです。特別な道具を用いる必要はありません。<br>
<br>
　イギリスで発表されたデータに、50歳までに狭心症や心筋梗塞といった心臓病の危険因子を全部取り除いていれば、あとは放っておいても平均寿命までちゃんと生きられる、というのがあります。この研究発表では驚くべきことに、10歳を過ぎてもし危険因子があるようであれば、子供のうちから治療しておくのが良いとしています。そして、50歳までにすべての危険因子をなくしてしまうというのです。そうすれば、血圧が上がってもそんなに慌てる必要はないとしています。逆に言うと、心臓病が起こりやすい年齢になってから摂生を始めれば心臓病の心配はない、というのではなく、長年の積み重ねがとても重要だということなのです。だからといって、「50歳になるまでずっと不摂生を続けてきた。どうせ、今からやっても間に合わないから」とあきらめてしまってはいけません。破れかぶれの気持ち半分で、さらにその生活を続ければ、リスクはさらに上がってきますので、悪い因子があればすぐに徹底的に叩き潰すことが重要です。<br>
<br>
　危険因子をなくす方法としては、もちろん薬もありますが、薬はあくまで生活習慣を正してから足りない部分を補うための道具に過ぎません。なんといってもまずは生活習慣の改善が優先されるのです。それが最大の予防となります。コレステロールや血圧の数値を良くしていくといっても、その人がどれくらいの悪い因子を持っているかによって目標とすべき数値が違ってきます。危険因子が1つの人は、その部分だけに注力すれば良いので比較的改善がしやすいのですが、たくさんある人は緻密に計算し、より念入りにプランを立てていく必要がありますので、目指す数値もその状態や段階によって変わってきます。50歳を過ぎて数値の改善に取り組む場合は、若年の時よりも、さらなる努力が求められる傾向があります。<br>
<br>
　危険因子となる、糖尿病・高血圧・タバコ・肥満・運動不足など、ご自分に当てはまるものがないか照らし合わせて考えてみて、その中で対策を立てていないものは何かを洗い出すことが大切です。そして、対策すべきものが明らかになったら、それを徹底的に自分の中から排除する必要があります。たとえば、日本人は脂質の摂取量は欧米人よりも低いのですが、塩分摂取量が多めです。厚生労働省から発表された2010年度版「日本人の食事摂取基準」では、食塩摂取量をそれまでの男性10g未満から9g未満に、女性8g未満から7.5g未満にするよう推奨されていますが、食パン1枚に約0.7g、ゆでたうどんに約0.8gと、主食そのものに塩分がほぼ1g含まれています。うどんの場合、そのまま麺だけを食べるということはないでしょうが、これをかけうどんにした場合、約5gになります。つまり、うどん1杯で、推奨されている1日の食塩量の半分以上を摂取することになるのです。根本的に予防をするには、こういった身近なところから少しずつ改善していく必要があるのです。開業医がサポートするのは、この予防のやり方の部分です。ぜひ、今日から一つでも悪い因子を減らすように努力してみてください。<br>
<br>
<br>
■関連リンク：<br>
第２０回　治療後の暮らしについて｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_13.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_13.php</a><br>
第２１回　食生活が動脈硬化の進行を左右する　気をつけたい食事は？｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_14.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_14.php</a><br>
心臓病の治療｜治療後のハートケア｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/cure/002.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/cure/002.php</a><br>
<br>
<img alt="埼玉県川越市 平成クリニック理事長　高山泰雄" src="http://heartinfo.jp/column/%E5%9F%BC%E7%8E%89%E7%9C%8C%E5%B7%9D%E8%B6%8A%E5%B8%82%20%E5%B9%B3%E6%88%90%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E7%90%86%E4%BA%8B%E9%95%B7%E3%80%80%E9%AB%98%E5%B1%B1%E6%B3%B0%E9%9B%84.jpg" width="107" height="150"   style="float:left;  margin-right:20px; margin-left:0px; margin-top:20px; margin-bottom:30px;"/><br>
<strong>【プロフィール】</strong><br>
群馬大学医学部卒業。<br>
群馬大学医学部付属病院第二内科、同大学院医学研究科、東京<br>
女子医大心臓血圧研究所内科、立正佼成会付属佼成病院麻酔科、<br>
榊原記念病院内科、米・スタンフォード大学病院循環器内科留学を<br>
経て、1989年、医療法人社団平成クリニックを開設。<br>
循環器疾患を専門に地域医療に従事。</p>]]></description>
         <link>http://heartinfo.jp/column/article/post_41.php</link>
         <guid>http://heartinfo.jp/column/article/post_41.php</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Tue, 15 Mar 2011 13:32:13 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第４７回　いつまで薬を飲めばいいの？</title>
         <description><![CDATA[<p style="text-align:right;">東海大学医学部付属病院教授　伊苅裕二</p>
<p style="text-align:left;"><strong>●この4年間、冠動脈が攣縮するタイプの狭心症の治療を受けています。薬を飲んでいるため症状は出ませんが、このタイプの狭心症は完治することはなく、ずっと薬を飲み続けなければいけないのでしょうか？</strong><br>
<br>
<img alt="東海大学医学部付属病院教授　伊苅裕二" src="/column/images/47_i.jpg" width="160" height="241" />　攣縮（れんしゅく）するタイプの狭心症は、動脈硬化によって血管が狭くなるタイプの狭心症のように、カテーテル治療や手術をするということはほとんどありません。内服薬で治療するのが一般的です。治療薬には大きく分けて2つの系統の薬があり、一方は発作自体を予防する薬、もう一方は発作が起こってから治めるタイプの薬です。<br>
<br>
　予防するタイプの薬で代表的なものはカルシウム拮抗薬というもので、普段から飲んでいると発作が起こらなくなります。この薬は、飲んでから効いてくるまでに時間がかかり、即効性のあるものではありません。ですから、発作が起きてから飲んでもあまり効き目はありません。発作が起きた後に使って効き目がある代表的なものは、ニトログリセリンです。よく「ニトロ」というのをお聞きになることがあると思いますが、このニトログリセリンの略称です。ニトログリセリンは錠剤を水で飲むのではなく、舌と下顎の間に薬を挟み込んで使用し、じわじわと溶けていくことで効いてきます。これを“ニトログリセリンの舌下”といいますが、舌下してから1分程度で効いてきます。<br>
<br>
　これらの薬は、攣縮性の狭心症を根本的に治療するというよりも、あくまで発作が起こらないように、あるいは発作を抑えるようにするものであって、対症療法の要素が強いといえます。攣縮性の狭心症は、人によっては発作が頻発する時期と、休火山のように治まる時期とがあり、治まった状態が続いているようであればニトログリセリンだけ携帯して、カルシウム拮抗薬を休むということもあります。ただ、薬を飲まなくなると発作が起こるケースもありますので、医師と相談しながら進めるのが良いかと思います。<br>
<br>
　実際には、攣縮性の狭心症と診断されたら、発作自体を予防する薬を1つだけ飲んでいる人が多いです。というのも、やはりそうしている方がトラブルは少ないのです。日本の研究で、約1万人の攣縮性狭心症を観察したものがありましたが、それによるとタバコを止められなかった人と、薬を勝手にやめてしまった人というのは、あまり経過が良くないということが報告されています。攣縮性の狭心症は、昼間に発作が起こった場合はニトログリセリンを服用すれば抑えることができますので、重篤な結果になることは比較的避けられるのですが、寝ている間に起こってしまったら、苦しくて飛び起きることでもない限り、生命に関わる大変危険な状態をもたらします。とはいえ、全く発作が起きない状況が続いているにも関わらず、薬を続けるというのはあまり適切ではありません。カルシウム拮抗薬に限らずどんな薬にも副作用があり、必要でない薬を飲み続けることは経済的のみならず、体にもあまり良いことではありません。医師が診て大丈夫だと思われ、また、患者さんもお薬の休止を希望されているときには、少し減らすということはよくあります。ただ、データとして薬を飲んでいる方が良好であるという結果が出ているとなると、やはり発作を予防する薬は継続される方がよいかと思われます。少なくとも、夜の1錠は続けた方がよいでしょう。<br>
<br>
　薬の服用というのは、肉体的のみならず、精神的にも患者さんの負担を軽くするためのものです。ですので、薬を買う経済的な負担や、夜飲まなければならないというストレスが患者さんの生活の質、つまりQOLを悪くしている場合は、臨機応変に考えた方が良いでしょう。主治医の先生に相談してみて、一番良い方法を見つけてみてください。<br>
<br>
<br>
■関連リンク：<br>
第９回　虚血性心疾患を重篤にしないために｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_2.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_2.php</a><br>
第２０回　治療後の暮らしについて｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_13.php
" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_13.php
</a><br>
第３７回　心臓病は完治するのですか？｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_30.php
" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_30.php
</a><br>
<br>
<img alt="東海大学医学部付属病院教授　伊苅 裕二" src="http://heartinfo.jp/column/_DSC0003-thumb.JPG" width="107" height="161"   style="float:left;  margin-right:20px; margin-left:0px; margin-top:20px; margin-bottom:30px;"/><br>
<strong>【プロフィール】</strong><br>
名古屋大学医学部卒業。<br>
東京大学医学部にて医学博士取得。<br>
三井記念病院、ワシントン大学、再び三井記念病院勤務を経た後、<br>
現在、東海大学医学部付属病院（神奈川県伊勢原市）教授。<br>
循環器内科学、心血管インターベンション、血管生物学を専門とし、<br>
数々の論文を執筆。カテーテル等の医療機器の開発にも従事。</p>]]></description>
         <link>http://heartinfo.jp/column/article/post_40.php</link>
         <guid>http://heartinfo.jp/column/article/post_40.php</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Tue, 15 Feb 2011 11:16:08 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第４６回　患者さんへの生活指導は？</title>
         <description><![CDATA[<p style="text-align:right;">財団法人心臓血管研究所所長　相澤忠範</p>
<p style="text-align:left;"><strong>●心筋梗塞などで緊急入院し、無事に治療が終わった後、症状が軽快したためか、なかなか生活習慣の改善の必要性を感じられない患者さんがいらっしゃいます。効果的な指導方法がありましたら、教えてください。（医療従事者　20代　女性）</strong><br>
<br>
<img alt="財団法人心臓血管研究所所長　相澤忠範" src="/column/images/46_a.jpg" width="160" height="241" />　これは全くその通りで、医療に従事している人たちにとっては切実な問題ですね。一度、病気になった患者さんが二度とならないように生活習慣を改めるかどうかというのは、その人が病気を理解する気があるかどうかというのにかかっています。一生懸命、何度説明しても、理解してもらえないということがしばしばあります。残念ながら、まだ認知症が疑われるとも思えない、50～60代くらいの方でも、どんなに説明しても分かっていただけないことがあります。ご理解いただけるかどうかは、かなりご本人の性格に左右されるケースが多いといえますね。<br>
<br>
　ご本人に病気をしっかりと認識していただく方法として、特効薬のような言葉やコツはありません。ただ、地道にご本人に何度もお伝えしていくしかないのが現実です。つまり、「あなたに起こった狭心症という病気は、発生した場所を治したことによって症状が消えているだけで、病気そのものは消えていないのですよ。これまで通りの生活だと、数年後にまたなります」、「心筋梗塞で一命を取り留めたのは本当に運がいいことです。このままの生活を続けると、また起こります」ということを徹底的に説明するのです。<br>
<br>
　その中でも比較的、聞いていただけるのは、栄養士さんにかなりがっちりとした栄養指導をしてもらうことです。栄養指導は、基本的にご夫婦などご家族で聞いて頂きます。患者さんと一対一ではなく、ご家族など周りの人にも認識してもらうことで、食生活への注意やサポートが得られ効果が高まります。単身の方でも、ご自分でできる範囲でやることを覚えていただくために、食塩の量や脂質とはどのようなものか、などについて栄養士さんに具体的に指導してもらいます。たとえば、外食しても手をつけていいもの、避けるべきものを教えてもらうのです。<br>
<br>
　また、栄養指導を通して、これまで実際にどのような食事をしていたのか、医師や栄養士だけでなく、ご本人も明確に分かります。栄養士さんの質問に答えることで、自らの食生活が書き出され、客観的に見直すことができるのです。<br>
<br>
　そのほかに、心筋梗塞になった人は心臓リハビリテーションをやってもらうと少し意識が上がってきます。自転車エルゴメーターを漕いでもらうなど運動負荷をかけた後に、脈拍や血圧の概念を学んでもらい、定期的な運動をすすめると少しずつやる気がでてくるようです。つまり運動療法の有効性を体験し、実感してもらうことで、これまで自分の生活に組み込まれていなかった運動習慣を受け入れやすくなるのです。なお、心筋梗塞や狭心症の治療開始日から150日は、心臓リハビリテーションに健康保険が適用されます。<br>
<br>
　最近は、バルーンやステントなど医療機器の進歩によって、冠動脈インターベンションも短時間で終わるようになりました。場合によっては、30分もかからないこともあります。あまりにあっさりと終わるため、風邪よりも早く回復したように感じる人もいますが、心臓病が治ったわけではありません。あくまでその部位の治療が終わっただけです。治療後の生活習慣が悪ければ当然再発しますし、実際に2回目になるときには、前よりもひどい状況になります。正直に申し上げれば、一度、狭心症や心筋梗塞になった人は、日常生活にかなり気をつかっていても、既往歴のない人に比べ、再発の確率はかなり高くなります。ですから、病気と上手につきあっていくためにも、どうやって防ぐかというのを真剣に考え、実行しなければならないのです。<br>
<br>
「いまは症状が消えているけれども、原因を根本的に治したわけではなく、このままの生活を続けると再び病気が襲いかかってきます。運が悪いと命を落としますよ」、「治ったというのは大きな誤解で、とりあえず発作のもとを断って手当てしただけで、また出てきますよ。それを避けるには、○○さんの場合・・・」ということを、嫌われるほどしつこく繰り返して言うしかありません。本当にそれ以上の名案はありません。禁煙と同じですね。主治医や医療スタッフ全員で、「とりあえず手当てしただけで治ったんじゃないですよ」、ということをお互いがしつこいと感じるくらい言い続ける以外、方法はないのです。くじけそうになることもあるかもしれませんが、お互いにがんばっていきましょう！<br>
<br>
<br>
■関連リンク：<br>
第２０回　治療後の暮らしについて｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_13.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_13.php</a><br>
第３７回　心臓病は完治するのですか？｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_30.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_30.php</a><br>
第３９回　治療後の生活で気をつけるべきことは？｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_32.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_32.php</a><br>
<br>
<img alt="財団法人心臓血管研究所所長　相澤忠範" src="/column/images/doctor02.jpg" width="107" height="160"   style="float:left;  margin-right:20px; margin-left:0px; margin-top:20px; margin-bottom:30px;"/><br>
<strong>【プロフィール】</strong><br>
福島県立医科大学卒業。東京医科歯科大学医学部付属病院、平塚市民病院循環器内科を経て、1979年から（財）心臓血管研究所付属病院勤務。2005年より、同研究所所長。<br>
大学卒業以後40年間、心臓カテーテル検査および治療に従事。虚血性心疾患における心臓カテーテル治療、冠動脈インターベンションに造詣が深い。</p>]]></description>
         <link>http://heartinfo.jp/column/article/post_39.php</link>
         <guid>http://heartinfo.jp/column/article/post_39.php</guid>
         <category></category>
         <pubDate>Fri, 14 Jan 2011 15:06:35 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第４５回　最新の心臓病関連の医療情報は？</title>
         <description><![CDATA[<p style="text-align:right;">埼玉県川越市 平成クリニック理事長　高山　泰雄</p>
<p style="text-align:left;"><strong>●予防方法と治療方法、とくに服薬について、最新の研究発表など、情報や動向があれば教えてください。（50代　男性）</strong><br>
<br>
<img alt="埼玉県川越市 平成クリニック理事長　高山泰雄" src="/column/images/45_t.jpg" width="160" height="241" />　最も良い予防方法は、とにかく一度も心臓病にならないということと、その危険因子を持たないということです。過程においていろいろな方法はあるものの、病気になったら、最終的な治療方法はカテーテル治療か外科手術しかありません。カテーテル治療などをやらざるを得ない状況になったら、他の治療方法を考慮する余地はないのです。ですので、それを避けたいということであれば、治療などする必要がないような状態を維持できるよう自分をコントロールするしかありません。<br>
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　わたしたち開業医は最先端の医療機器を用いて高度な治療をするのではなく、病気にならないようにアドバイスをして患者さんの日常生活を整える手助けをすることに、その必要性と立場があるのです。開業医が何かを用いて治療できるとすれば、あくまでも薬で治る範囲の病気です。もっとはっきりと言ってしまうと、私たちは、予防を中心に、どのような生活を送ればいいかを患者さんにアドバイスするのが主な仕事なのです。ですから、まずはそのアドバイスを守ってほしいのです。そうであれば、多くの場合で病気も初期にとどまり、カテーテル治療などを受けなくても済むのです。<br>
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　拡張型心筋症など、遺伝的要因によって引き起こされる病気や、どうしても原因がわからなかったり、予防法がわからなかったりするものは、ある程度、専門的な器具などを用いた治療が必要となります。ただ、薬を使用するなど、その時々に応じた適切な処置を行うことで、最終的な治療を延期させることはできます。こういった場合を除いては、病気になってから悩むのではなく、それ以前にならないように気をつけることが重要です。一般の人はこの努力が十分でないように思われます。たとえば、喫煙、体重制限の問題、検診でコレステロールが高いあるいは、血糖値が高いと診断されているにも関わらず「薬を飲んでいればいいや」と、食事や運動といった生活習慣を改善しようとしない、など、いずれもご本人の意識の問題によるものです。十分に注意を払っていたにも関わらず、残念ながら病気になってしまったというものではありません。ご自身を甘やかした結果として、病気になっているのです。<br>
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　いろいろな研究発表を見ても、狭心症や心筋梗塞の場合、ワクチンのように「この薬を使うと一生、病気が発症しない」というものはありません。遺伝的なものも当然ありますが、多くがご自身の生活習慣の中に、何かしら動脈硬化を引き起こす原因が隠れているのです。そのような危険な原因を取り除かない限り、いずれ何かしらの形で心臓病はやってきます。仮に、心臓に発症しないとしても、動脈硬化は全身性のものですから、脳や下肢など、動脈が走っているところであればどこでも、体のあらゆるところに発症のリスクを抱えることになります。<br>
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　論文の話に戻りますと、特にここ近年、「○○という薬が心臓病予防に効いた」というものよりも、「いかにして予防をきちんとするか」という内容の発表が非常に多くなってきています。これは、とても自然かつ重要なことで、薬というのはどのようなものでも必ず副作用がありますから、仮にいま現れている症状を抑えることができても、反動でどこか違うところに良くない影響が及ぶことがあるのです。その点、食事や運動といったものは、人間が活動するにおいて必要不可欠なものです。どのようなものを積極的に摂り、何を避けるべきかに注意して食事をし、激しすぎない運動を継続的に行えば、どこかを改善させるために別のところに負担をかけるということはなく、極めて自然な状態で健康を保つことができます。体に悪いことをしていて、「コレステロールがちょっと高いけど、別に生活を変えなくても薬を飲んでおけばいいだろう。薬でちょうど相殺できるだろう」などと考える人もいらっしゃいますが、これではいけません。病気は年齢とともに進行します。ある研究によると動脈硬化というのはすでに母親の胎内にいるときから進行しているというのです。つまり動脈硬化は生命の誕生とともに死に向かう過程での老化現象なのです。その老化現象を極力遅くするために、悪い因子を取り除き病気を進行しないようにすることが大切なのです。生活に注意を払わなければ、薬を飲んでもいずれ本格的な症状に進行し、カテーテル治療や外科手術のお世話になることになります。ご自分の責任を十分に理解して、予防に努めましょう。<br>
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■関連リンク：<br>
第７回　予防で一番大切な要素は食事、そして運動。｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post.php</a><br>
第２１回　食生活が動脈硬化の進行を左右する　気をつけたい食事は？｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_14.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_14.php</a><br>
心臓病の予防｜心臓にやさしい生活環境｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/care/index.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/care/index.php</a><br>
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<img alt="埼玉県川越市 平成クリニック理事長　高山泰雄" src="http://heartinfo.jp/column/%E5%9F%BC%E7%8E%89%E7%9C%8C%E5%B7%9D%E8%B6%8A%E5%B8%82%20%E5%B9%B3%E6%88%90%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E7%90%86%E4%BA%8B%E9%95%B7%E3%80%80%E9%AB%98%E5%B1%B1%E6%B3%B0%E9%9B%84.jpg" width="107" height="150"   style="float:left;  margin-right:20px; margin-left:0px; margin-top:20px; margin-bottom:30px;"/><br>
<strong>【プロフィール】</strong><br>
群馬大学医学部卒業。<br>
群馬大学医学部付属病院第二内科、同大学院医学研究科、東京<br>
女子医大心臓血圧研究所内科、立正佼成会付属佼成病院麻酔科、<br>
榊原記念病院内科、米・スタンフォード大学病院循環器内科留学を<br>
経て、1989年、医療法人社団平成クリニックを開設。<br>
循環器疾患を専門に地域医療に従事。</p>]]></description>
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         <pubDate>Wed, 15 Dec 2010 10:46:51 +0900</pubDate>
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         <title>第４４回　胸の痛み、心臓病の検査は必要ですか？</title>
         <description><![CDATA[<p style="text-align:right;">東海大学医学部付属病院教授　伊苅裕二</p>
<p style="text-align:left;"><strong>●胸がシクシク痛み始めて数年になります。開業医の先生に診察してもらっていますが、肋間神経痛やストレスが原因なので心配ないといわれています。心臓病は大丈夫なのでしょうか？大きな病院で検査をした方が良いのでしょうか？（女性）</strong><br>
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<img alt="東海大学医学部付属病院教授　伊苅裕二" src="/column/images/44_i.jpg" width="160" height="241" />　長い間、胸の痛みを感じていらっしゃるとのことで、ご心配なことと思います。狭心症の症状というのは大変特徴的で、“歩いたり階段を登ったりなどして動いたときに、締めつけられるような痛みや息苦しさを感じたりするものの、5分ほど休むと治まる”というものです。比較的短時間で治まるため、心臓という命にかかわる臓器の疾患であるものの、「治まったから大丈夫」と軽視され、その間に進行してしまったり、最悪の場合、心筋梗塞を引き起こして突然死につながったりすることもあるのです。<br>
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　特に仕事をしている人は、体に違和感があっても、日常的に病気を気に留める時間や余裕がないため、ほったらかしにしがちになり、治療が遅れることがよくあります。通勤中に胸が痛くなったため、家に帰ろうとタクシーに乗ってしまい、自宅に着いたころには後部座席で冷たくなっていたという、働き盛りの男性の最期もありました。急性心筋梗塞の典型的な例です。この場合は、電車を降りた後に、タクシーを止めるのではなく、救急車を呼ぶべきであったのです。この男性にしても、心筋梗塞が起こる前に、胸の痛みなど何かしら狭心症の症状があった可能性もあります。<br>
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　労作性狭心症とは別に、異型狭心症というのがありますが、これは動くという労作とは関係なく起こります。冠動脈が攣縮（れんしゅく）するタイプの狭心症で、労作性狭心症が比較的年配の方に多いのに対し、年齢に関係なく起こります。どちらかというと女性に起こることが多いようです。症状としては、同じように締めつけられるような痛みや、冷や汗がでるような痛みが起きます。労作性狭心症が、動くことをきっかけに症状が出るため日中に起こるのに対し、異型狭心症は動いている日中も、寝ている時も起こります。<br>
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　シクシクという痛みがどのようなものかにもよりますが、一般的に、痛みが1時間以上続くという場合は、狭心症でない場合が多いです。開業医の先生に診てもらっていて、問題ない、と言われているようであれば、だいたいのケースは心配ありません。狭心症というのはご本人の症状の性質というのが大変特徴的で、それが当てはまっているようであれば、複雑な検査をする前に、一番、的確に診断を下すことができます。ですから、症状が当てはまらなければ9割は大丈夫といえます。<br>
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　ただし、痛みの表現も人によって違いますし、疾患による症状の現れ方というのはどのような病気にせよ100％これしかない、というものもありません。まず、違うだろうと思っていても、何万人に１人くらいの割合で、想定外であった病気であるということもあります。ですので、ご心配ということであれば、一度、循環器科専門の医師に診てもらって、検査をするのもよいでしょう。検査をしてみて「大丈夫ですよ」ということになれば、今後は安心して生活できるでしょうし、心配を取り除く意味で検査をするのもいいのかもしれません。<br>
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　完全に狭心症でないことが確認できたら、その後は安心して楽しく毎日を送ってください。ただしどなたにも当てはまることですが食生活や運動といった生活習慣には気をつけなくてはいけませんよ。狭心症や心筋梗塞は生活習慣の延長線上に発症する病気であり、あなたの毎日の生活の結果なのです。喫煙、運動不足、高カロリー・高脂質の食生活などで、誰にでも起こりうるのです。<br>
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■関連リンク：<br>
第16回　狭心症と診断されるまで　専門医への相談が一番の近道｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_9.php" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_9.php</a><br>
第１４回　狭心症について｜ドクターズコラム｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/column/article/post_7.php
" target="_blank">http://heartinfo.jp/column/article/post_7.php
</a><br>
虚血性心疾患について｜心臓病について｜ハートケア情報委員会<br>
<a href="http://heartinfo.jp/disease_h/001.php
" target="_blank">http://heartinfo.jp/disease_h/001.php
</a><br>
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<img alt="東海大学医学部付属病院教授　伊苅 裕二" src="http://heartinfo.jp/column/_DSC0003-thumb.JPG" width="107" height="161"   style="float:left;  margin-right:20px; margin-left:0px; margin-top:20px; margin-bottom:30px;"/><br>
<strong>【プロフィール】</strong><br>
名古屋大学医学部卒業。<br>
東京大学医学部にて医学博士取得。<br>
三井記念病院、ワシントン大学、再び三井記念病院勤務を経た後、<br>
現在、東海大学医学部付属病院（神奈川県伊勢原市）教授。<br>
循環器内科学、心血管インターベンション、血管生物学を専門とし、<br>
数々の論文を執筆。カテーテル等の医療機器の開発にも従事。</p>]]></description>
         <link>http://heartinfo.jp/column/article/post_37.php</link>
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         <category></category>
         <pubDate>Mon, 15 Nov 2010 09:48:25 +0900</pubDate>
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